Netflixオリジナル作品

【Netflix】「13の理由」感想とレビュー。青少年の自殺を少しでも防止するため、全ての人に観てもらいたい作品

こんにちは、シズです。

久々に海外ドラマにハマりました。

私がハマったのは、Netflixオリジナル作品の「13の理由」。

全13話のエピソードを、たったの2日で一気に観てしまいました。

最初はこの作品をサスペンスとして楽しんでいましたが、ラストエピソードで一気に社会派ドラマと変わります。

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13の理由のあらすじ

主人公クレイの元にある日、7本のテープが届きます。

テープには自殺した同級生で、クレイが想いを寄せていたハンナの声が吹きこまれていました。

ハンナはこのテープに登場する人物は、自分の自殺に関わっていると話します。

テープを聴き進めるうちに、少しずつ明かされていくハンナの自殺の理由。

ラストエピソードにはハンナが自殺を決意した原因となる、意外な人物が登場します。

サスペンスドラマと思ったら、社会派ドラマだった

最初はサスペンスドラマとして、13の理由を観はじめました。

このドラマは全13話となっており、1話ずつハンナの自殺の理由が明かされていきます。

自殺する原因となった人物と出来事が1話ずつ明かされていくので、1話を観るごとに続きが気になり、止まらなくなります。

私は1日で9話まで一気に観てしまいました。それくらい、ハマりました。

そして1話~12話までサスペンスドラマとして楽しんでいた私は、ラストエピソードの13話でこのドラマはサスペンスではなく、社会派ドラマだったんだということに気付きました。

アメリカドラマならではの過激な描写がリアルな青少年の世界を描いている

このドラマには、性的暴行などの過激な描写が出てきます。

おそらく日本だったら規制がかかるレベルではないかと思います。

でも過激な描写をすることで、青少年の世界がリアルに表現されています。

自殺をテーマに扱った人々の心に訴えるような社会派ドラマを作るのであれば、過激な描写は必要だと私は思いました。

思春期の子供たちがどんなことを考え、どんなことに悩んでいるのかということがよく分かるドラマになっています。

自殺をテーマに扱った完成度がかなり高い作品

自殺をテーマに扱った作品はいくつかありますが、ここまで完成度が高い作品はないのではないかと思うくらい、完成度が高いです。

正直、日本のドラマは大事な部分の描写が規制されていることで生易しく描かれていて、全然ダメだと思います。

なんていうか、日本のドラマはぬるいです。

過激な描写は10代の方には悪影響を及ぼす可能性はあるかもしれませんが、現実は現実として受け止めなくてはいけません。

ラストエピソードには、自殺した生徒・ハンナが浴槽で手首をカミソリで切って自殺するシーンが出てきます。

このシーンは大人の私にとってもショッキングなシーンでしたが、過激だからこそ心に深く響くものがありました。

自殺した生徒側と関わった生徒側、どちら側の視点からも描かれているのがいい

自殺をテーマに扱った作品って、どうしても自殺した当事者目線で描かれていることが多いですよね?

自殺をした本人はどれほど苦しんだのか、どれだけ傷付いたのか、いじめはいけない!こういう部分に焦点があたりがちになっています。

でもこのドラマは両者側の目線で描かれているので、関わった側の内面もよく理解できる作品となっています。

私はこのドラマを観ていて、自殺したハンナ本人にも悪いところはいっぱいあるなと正直思いました。

そして思春期の子供は自分を守るために、他人に対してどこまでも残酷になれるんだということもよく分かりました。

子供を持つ親、教育関係者、思春期の青少年すべてに観てほしい作品

私は思春期の子供もいなければ教育関係者でもありませんが、この作品にはいろいろ考えさせられました。

特に子供を持つ親、教育関係者、青少年すべてに観てほしい作品です。

この作品には、私はこのようなことを考えさせられました。

大人にとってはささいなことでも、子供にとっては重大なこと

大人の私たちは子供よりも長く生きているため、痛みに対しての免疫もついているし、時間が癒してくれるということも知っています。

でも子供たちは、大人が思っているより痛みに敏感で、今の苦痛が永遠に続くかのような考えを抱いていたりするのです。

そのため大人にとってはささいなことでも、子供にとっては重大なことなんです。

ここを見逃してしまうと、苦しんでいる子供を見過ごしてしまうことになってしまいます。

子供は大人に話したがらない

「何かあったらいつでも話してね」

そう言ったところで、子供は大人に話しません。無理に聞こうとしても、逆効果となるだけです。

大丈夫じゃなくても大丈夫って言うし、大人の前では平気なフリをすることもあると思います。

だからこそ、少しでもいつもと違うところがあれば、注意をしなくてはいけないのです。

ネットが普及した今、常に誰かの目にさらされている

私が学生だった頃は、スマホも携帯もありませんでした。そのため、いじめといえば学校内で起こるものでした。

でもネットが普及した今、いじめは学校内だけでなく、オンライン上でも行われているのです。

SNSではいかに自分が楽しい生活を送っているかを誰もがアピールし、誰もが必死でアピールできる材料を探しています。

現在の学生たちは、学校から一歩外を出ても一日中、学校のことを考えなくてはいけないのです。

現在はいじめの方法が多様化している

昔はいじめといえば、無視をしたり陰口をたたいたりするくらいだったと思います。

でも現在は、いじめの方法もかなり多様化しています。

これもネットが普及して誰もがスマホを持つようになったからですが、オンラインでのいじめは犯罪すれすれのかなり悪質なものもあるのではないかと思います。

昔は学校へ行かなければ自分の身は守ることができましたが、現在は家にいてもオンライン上でいじめ続けられ、居場所がなくなるのではないでしょうか。

まとめ

13の理由はサスペンスドラマとしても面白く、社会派ドラマとしてもかなり作りこまれた素晴らしい作品でした。

ただ、サスペンスドラマとして見ると、最後の終わり方は消化不良な感じです。

おそらく社会派ドラマという枠で作られた作品なのであの終わり方だったのだと思いますが、もうちょっと先のストーリーまで観たかったなという気はしました。

それでもドラマとしてはすごく完成度の高い作品なので、観て損はしないと思います。