こんにちは、シズです。
私は今まさに、好きなことだけをやって生きています。
そして、角田陽一郎さんの「好きなことだけをやって生きていく」という提案という本が気になったので、読んでみました。
何かどこかで聞いたことがある?
最初読んでいて思ったことは、
「ん? 何かこれってどこかで聞いたことあるぞ。」
っていうこと。例えば、
- 好きなことを増やそう
- いろんなことに興味を持とう
- 嫌いなことも好きに変えられる
こんなことが書かれていました。
でもこれって確か誰か違う人も言っていたような…
多分、堀江さんの本を読んだときに同じようなことが書いてあった気がする。
自分が思ってた「好きなことだけやって生きていく」と違う
私が本を読む前に思っていた、「好きなことだけやって生きていく」というのとは、全然違う内容でした。
私は、自分の今好きなことだけをやって生きていく、ということなんだと思ってたんです。
でも結局この本には好きなことだけをやって生きていくために、好きなことを増やしたり嫌いなことを好きになったりしないといけないということが書かれていました。
結局のところ、今嫌いなことや興味のないこともやらないといけないのかぁって思っちゃいました。
思っていたのと違うと思ったのに、私が読み進めてしまった理由
正直言って、自分の思っていた内容と違ったのでガッカリしました。
でもなぜか、そのまま読み進めてしまったんです。
その理由は、この本には他の本とは違った、私にとってすごく魅力的な部分があったからです。
今まで読んできた本の中でも断トツで読みやすい
この本、めちゃくちゃ読みやすいんです。
内容がどうこうでなく、視覚的な意味で、です。
文章と文章の間に程良くスペースが入れられているので、すっごい読みやすくないですか?
実際読んでいても、全然疲れないんです。
見出しも細かくつけられているので分かりやすい。
読者のことを考えている本だなーって思いました。
活字フェチなんで、人とは違う視点で本を読んじゃうんですよね、私。
読み進めているうちに面白くなってきた
読み進めているうちに、だんだん面白くなってきました。
読めば読むほど、著者の言いたいことが分かるようになってきたんです。
最初に思った「何か思ってたのと違う」は、「興味深いなぁ」という感想に変わっていました。
本って人によって感想は全く異なるものです。
この本だって、面白い人思う人もいれば面白くないと思う人もいるはず。
私は最初、後者よりの感想を持っていました。
でもこの本は、読みやすく書くことで内容に興味を持たなかった私に読み進めさせ、面白いという感想を抱かせたのです。
こんな本は初めてです。
全く興味のないものでも好きになれる
最初の方に書かれていた、「いろんなことに興味を持とう」という部分。
興味のないことはまずやろうと思わないけどなぁ…って思っちゃいました。
でも私は今、これまで全く興味のなかった自転車(ロードバイク)に興味を持つようになり、自転車が好きになりました。
今までは車道を走っているロードバイクを見て、
「車道を自転車で走るなんて危ないなぁ。」
とか思ってたんです。
でもロードバイクって、原付と同じくらいスピードが出せるんですよね。
そんな自転車が歩道を走っていたら、そっちの方が危ないんです。
私がロードバイクに興味を持ったのは、アニメ「弱虫ペダル」がきっかけでした。
自分の好きなもの(=アニメ)を通して、今まで全く興味のないものが好きになったのです。
今まで全く興味のなかったことであっても、そのことを知れば好きになる可能性は十分あるのです。
興味がないことは何も身に付かない
興味がないことって、別に知りたいとも何とも思いませんよね。
だからそれに関する知識は全く身に付きません。
でも興味のあることって自然と詳しくなりませんか?
好きなものが増えると、それだけチャンスが広がる
最初に著者が言っていた、「好きなものを増やす努力をする」ということ。
これは、好きなものが増えたらその分、知識や経験が増える。
そして知識や経験が増えれば、それだけチャンスも広がる。
こういうことだったんですね。
これが分かれば、「好きなことを増やすこと」「いろんなことに興味を持つこと」この2つは、好きなことだけをやって生きていくために、大事なことなんだってことが分かりました。
こんな発想はなかった!!
私がこの本の中で一番スゴイと思ったのは、
面白い文章を書くためには模写をする
という部分。
ブログをやっている人なら絶対思いますよね、面白い文章が書きたいって。
あと、ツイッターで面白いことをつぶやいて、いっぱいいいねをもらいたいとか、リツイートしてもらいたい、っていうのもあると思います。
こんなとき、あなたならどうしますか?
面白い文章を書いている人のブログを読んだり、面白いことをつぶやいたりする人をフォローしたりしますよね?
でも、その人たちの文章の模写をするっていう人はなかなかいないと思います。
著者の角田さんは、模写をすることで文章のリズムや内容が脳に深く刻まれ、そういう文章が書ける感覚を身に付けられると言っています。
これには「なるほど!!」って感銘を受けました。
早速私も実践してみようと思います。
(本当はこの模写のくだり、誰にも教えたくなかったんですよね…)
角田陽一郎さんの「好きなことだけやって生きていく」という提案は、なかなか面白かった
私はちょっとひねくれているところがあるので、所々心の中でツッコミを入れながら読ませていただきました。
「それは違うと思う。」
「私はそうは思わない。」
こんなこともたくさん思いました。
でもこれを読んで一日経った次の日、
「著者の角田さんが言っていたこと、一理あるなぁ…」
と思うことがいっぱいありました。
きっと角田さんは、物事を多方面から見られる人なんだなと思います。
内容はともかく、文章の書き方がめちゃくちゃ上手なので、文章を書いている人なら読んで損はないと思います。
(内容ももちろん、面白いですよ)
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