本のレビュー

橘玲さんの「幸福の資本論」に知的好奇心をめっちゃくすぐられた

こんにちは、シズです。

最近読んだ橘玲さんの「幸福の資本論」がめちゃくちゃ面白かったです。

橘玲さんの書籍はこれまでにも何冊か読んだことがあるのですが、この方の本ははずれがないですねー。

 

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お金はあればあるほど幸せになれるかというとそうではない

お金を持っている人とお金を持っていない人、やっぱりお金を持っている方ができることって多いし幸せな気がします。

でも年収800万円を超えると、幸福度はほとんど上昇しないそうです。

これはアメリカでもほとんど同じ数字なのだとか。

私たちのほとんどが、日々お金のことを気にして生活しています。

これを気にしなくてもいいくらい収入が増えると、後は娯楽の回数が増えたり金額の高い商品やサービスを使ったりするようになります。

筆者はこれをしたとしても、生活の満足度はそれ以上大きくならないと述べています。

一度お金から自由になってしまうと、それ以上に収入が増えても幸福度が変わらなくなるそうです。

ちなみに金融資産でいえば、1億円を超えると幸福度が増えなくなるのだとか。

ということは、年収が800万円を超えて金融資産が1億円になれば、それ以上お金が増えても幸福度は変わらないということ。

私はお金はあればあるほどいいのかと思っていたので、これには目からウロコでした。

ただ年収800万円・金融資産1億円ってなかなか到達が難しいのですが。。。

そうなると、それに程遠い私はやっぱりお金があればあるほど幸福度は増すってことなんですね。

 

ポジティブな人種はアフリカ人、ネガティブな人種はアジア人!?

うつ病に深くかかわっているのがセロトニン。

このセロトニンは気分を安定させる働きをするので、この機能がうまく働かないとうつ症状が出ます。

このセロトニンを運搬する遺伝子にはS型とL型があり、それぞれ「SS」「SL」「LL」という3つの遺伝子型があるそうです。

セロトニンの運搬能力が低いのがS型で、運搬能力が高いのがL型なので、LL型が最もポジティブとな性格ということになります。

そしてこのLL型にはアフリカ人が多いそうです。

そう言われてみると、アフリカ人って陽気な人が多い気がします。(ただのイメージですが)

日本人はS型の保有率が欧米人に比べて5割も少なく、LL型保有者は3%しかいないそうです。

日本人で超ポジティブな人に出会ったら、その人はLL型保有者かもしれませんね。

 

うつ病になりやすい人は幸せにもなりやすい!?

日本人である以上、セロトニンの運搬能力が低いS型である可能性が高いわけです。

このタイプはストレスに敏感に反応するので、うつ病になりやすい性質であるとも言えます。

でもまだこの話には続きがありました。

実はLL型(ストレスに反応しにくい)は、ストレスに対して鈍感なだけだったのです。

そしてSS型はストレスに敏感であるのに加え、ポジティブな出来事に対しても敏感だったのです。

つまり、LL型よりもSS型の方が、楽しいことがあったときには大きな幸福を手に入れられるのです。

となると、できるだけネガティブなものには触れないようにし、ポジティブなものに囲まれて生活するとそれだけで幸せになれるということですよね。

 

感情は伝染する

1998年、アメリカの高校で一人の女性教師がガソリンの臭いを感じたことで、頭痛や息切れなどの症状を訴えました。

するとこれを見た何人かの生徒が同じ症状を訴えました。

最終的に、病院へ運ばれた生徒たちの体を調べても何ら以上は見つかりませんでした。

結局この出来事は集団ヒステリーだったそうです。

病人を直接見た他の生徒たちは、無意識のうちにその病人と感情を同調させていたのです。

身近な人の感情を無意識に同調させるということは、幸せな人の近くにいれば幸せに、不幸な人の近くにいれば不幸になるということ。

これが家族間となると、より強く感情が伝染するのだそうです。

ということは、夫婦仲は悪いけど子供のために離婚しないという家庭の子供より、離婚していても両親が幸せな子供の方が幸せを感じているということですよね。

両親が揃っていると子供は幸せなのではなく、両親が幸せだと子供も幸せになるということ。

そして幸せな人をひがんで敬遠する人も多いですが、むしろそんな人の近くにいることで自分も幸せになれるということを覚えておかないといけないですね。

 

不幸な人は人間関係を整理するべきなのかも

感情が伝染するということは、不幸な人は不幸な人に囲まれている可能性が高いですよね。

一緒にいて楽しい人、元気になれる人、幸せになれる人。

自分が付き合う人は、ちゃんと選ばないといけません。

私も昔は付き合いで楽しくもない飲み会に参加したりしてましたが、今ではそういう飲み会には全く参加しなくなりました。

友達はもちろん減りましたが、付き合いが多かった時よりも、友達が少ない今の方が幸せです。

友達は多い方がいい、私はそんな風には全く思いません。

不幸な人は、一度人間関係を整理してみるといいのではないでしょうか。

 

まとめ:新たな発見がたくさんあって面白かった

上記は「幸福の資本論」に書かれていることの一部を紹介しましたが、この本にはもっとたくさんの面白いことが書かれています。

内容はものすごく濃いし、「なるほど」がいっぱい出てきます。知的好奇心をめっちゃくすぐられました。

ちょっと難しい言葉も出てくるので、最初は読み進めるのに時間がかかりましたが、途中からは面白くて一気読みしてしまいました。

「どうやったら幸せになれるんだろう?」
「幸せって何なんだろう?」

そんな風に思っている方は、一度この本を読んでみることをオススメします。

自分が知らなかった幸せの定義が、きっと見つかると思いますよ。

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