就職・転職

【実体験】職業訓練のWEBデザイナー科で学べる内容とメリットデメリット

こんにちは。職業訓練を得てアラフォー未経験でWEBデザイナーへ転職したシズです。

WEBデザイナーを目指そうと思ったとき、まず職業訓練を考える人は結構多いと思います。

でも、「職業訓練を受けてちゃんと転職出来るのかな…」「職業訓練でWEBデザインのことってどれだけ学べるんだろう?」って疑問に思いますよね。

そこで今回は、実際職業訓練に通った経験からその授業内容とメリット・デメリットについて、詳しくお話したいと思います。

職業訓練に行こうかどうか迷っている方は、是非参考にしてみてくださいね。

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WEBデザイナーコースの授業内容

私が通っていた職業訓練で学べることは、以下のことでした。

  • Illustrator
  • Photoshop
  • Dreamweaver
  • HTML/CSS
  • JAVASCRIPT
  • JQUERY

カリキュラムは座学から始まり、その次は実際にIllustrator等のソフトを使いながら使い方を覚えていきます。

基本操作の授業が終了したら課題を出され、実際に自分で制作をします。

学科が全て終わると実制作の授業となり、実際に学校側が用意したクライアントの希望に沿ってチームでHP制作をします。

実制作が終了したら企業実習となり、学校ではなく実際に企業の中でインターンのように研修をさせてもらいます。

企業実習が最後のカリキュラムとなり、これを終えると卒業となります。

Illustrator・Photoshopの授業内容

IllustratorとPhotoshopの授業は、はっきり言って基本中の基本となります。

なので独学で勉強している人や、普段からこれらのソフトを使用している人にとっては簡単すぎてつまらないと思います。

私のクラスにも前職でこれらのソフトを使っていた人がいたのですが、その人は聞くまでもない授業だったので授業中はずっとポートフォリオを作っていました。

Illustratorの基本的な使い方を教えてもらった後は、ロゴとマップ制作の課題が出ました。

ロゴはお店のロゴでお店の種類は自由、マップも架空のものでOKということでした。

そしてPhotoshopの授業についても、基本的な使い方を教えてもらう感じです。

Photoshopを使った課題はバナー作成とデザインカンプ作成が出ました。

デザインカンプというのは、HPを作成する前にそのHPのレイアウトやデザインをPhotoshopで作成したものです。

HTML/CSS・JAVASCRIPTの授業内容

HTMLはHPを作成する上で骨格となるコード、CSSは見た目のデザインを整えるコード、そしてJAVASCRIPTはHPに動きをつけるプログラムです。

これらのコードは、Dreamweaverと呼ばれるコード編集ソフトを使用して書いていきます。

ここから授業は少し難しくなります。なぜならばこれらのコードは初めての人にとっては意味のわからない暗号のようなコードだからです。

ちなみにHTMLコードはこのようなコードです。

見ただけで難しそう…って思っちゃいますよね(汗)

まずはこのHTMLの書き方を学び、HPの骨格となる部分を作れるようになります。

一通りHTMLの授業が終わると、HTMLの課題が出ます。

そしてHTMLコードの次は、HPの見た目部分であるデザインに関するCSSコードを学びます。

ちなみにCSSコードはこのようなコードです。

h3{
    position: relative;
    font-size: 1.143em;
    font-weight: bold;
    margin: 0 0 1.5em;
    padding: 0.5em 0.5em 0.5em 1.7em;
    border-bottom: 3px solid #FFB6C1;
}

こちらも訳が分かりませんよね…

でも大丈夫です。授業をちゃんと聞いていれば分かるようになります。

CSSを一通り学んだ後は、実際に自分で架空のHPを作成するという課題が出ます。

そして最後に、HPに動きをつけるJAVASCRIPTというプログラムを学びます。関数とか出てくるので、この授業が一番難しいです。

ちなみにJAVASCRIPTのコードはこのようなものです。

    $(function() {
        moveBall();
    });
 
    function moveBall() {
        $("#ballContainer:first").animate({
            left: 900
        }, {
            duration: 3000,
            complete: function() {
                $("#ballContainer:first").animate({
                    left: 10
                }, {
                    duration: 3000,
                    complete: function() {
                        moveBall();
                    }
                });
            }
        });
    }

カッコが多すぎて意味わかりませんよね…でも大丈夫です。これを100%理解出来ていた訓練生は一人もいませんでしたから。

JAVASCRIPTに関してはコードを書けるようになるのではなく、書いている内容を分析・カスタマイズ出来るようになることが目的です。

今はJQUERYと呼ばれる便利なものがあり、これには予めコードが書かれていて必要なものが全てパッケージされています。

いわばJAVASCRIPTのキットのような感じです。なのでJQUERYを使えば、自分で一からコードを書かなくてもいいのです。

これらを全て学んだ後は、動きのあるHP作成が出来るようになります。

職業訓練で学ぶメリット

私が思う職業訓練のメリットは、

  • 仲間がいる
  • 現役のWEBデザイナーさんから学べる
  • 分からないことがすぐに聞ける
  • 実用的なことが学べる
  • 就職サポートがある

この5つ。

一緒に学ぶ仲間がいるというのはやっぱり心強いです。ちょっと分からないことを誰かに聞いたりも出来ます。

そして講師は現役のWEBデザイナーさんなので、仕事をするにあたって大事なこと等も教えてくれます。

実際の現場のことを聞いたり出来るので、WEBデザイナーという仕事がどのようなものなのか想像しやすいです。

そして授業で分からないことがあったとしても、その場ですぐに聞いて疑問を解決出来ます。私は質問しまくりました。

そして意外と注目されていないのが、就職サポートの部分ではないでしょうか。

職業訓練に通うと最初の方に就職支援という授業があり、毎月キャリアコンサルティングも受けなければいけません。

最初は「めんどくさいな…」と思っていたのですが、実際に受けてみるとめちゃくちゃ有益でした。

授業も面白かったし、キャリアコンサルティングもすごくタメになりました。正直、転職エージェントのコンサルよりクオリティが高かったです。

職業訓練校は国から出ているお金で運営しているため、訓練生を一人でも多く就職させなければいけません。

そのため、就職サポートはしっかり行ってくれます。

だから独学でWEBデザイナーを目指すよりも、職業訓練に通った方が転職はしやすくなるかもしれません。

職業訓練のデメリット

私はデメリットってあまりなかったのですが、唯一気になったのが「講師のレベル」でした。

就職サポート含め、複数の講師から授業を受けたのですが、一人だけ最悪な講師がいました。

訓練に通い始めた頃は分からなかったのですが、授業が進んである程度理解できるようになったときに

「あれ?この先生もしかしたらめっちゃスキル低くない!?」

と感じ始めました。

授業中に自分が教えていることが分からなくなって調べ出したり、生徒の質問に答えられなかったり…

そして自分が分からないことはただテキストを読んで、「じゃあ後は各自やってみてください」って丸投げでした。

ひどいときは3時間ぶっ通しで自習というときもありました。

明らかに授業の準備をしてきてなかったし、やる気もない感じでした。

正直、「なんでこんなスキルの低い人が講師を出来るんだろう…」と不思議でなりませんでした。

職業訓練の生徒はモチベーションが低い!?

よく「職業訓練の生徒の中には給付金目当てのモチベーションが低い人がいる」と聞きます。

では実際どうだったのかというと、私のクラスの生徒さんは真面目な方ばかりでした。

ただ、勉強に対するモチベーションはみんな高かったのですが、就職に関するモチベーションは微妙でしたね。

WEBデザイナーコースだからか、フリーランスを目指しているっぽい人もチラホラ…

私は学科が終わった時点で就職活動を始めたのですが、私以外の人は誰も就職活動してませんでした(笑)

でも授業の妨げになったり、他の生徒に迷惑を掛けるような生徒さんは一人もいませんでした。

生徒さんの9割はWEBデザインに関しては未経験の人だったので、今まで勉強したことがないという人でも大丈夫ですよ。

ただ、パソコンも初心者という方はちょっと厳しいかもしれません。

私が通っていたクラスにも1割くらいパソコン初心者がいたのですが、授業についていけず途中で退校されてました。

職業訓練の種類と選び方

私が通っていたのはWEBデザイナーコースでしたが、似たようなものにWEBクリエイターコースやプログラミングコース等もあります。

これらは授業カリキュラムに若干違いがあるので、職業訓練のコースを選ぶときはしっかり確認することをおすすめします。

例えばWEBクリエイターコースの場合、WEBデザイナーコースに比べて学ぶ範囲が広かったりします。

いくら授業が無料で受けられるとはいえ、「実際に入校してみたら思っていたのと違った」と後悔するのは嫌ですよね。

そうならないためにも、事前に職業訓練の説明会に参加するか、学校見学や体験授業を受けてから決めることをおすすめします。

私は事前に説明会に参加したのですが、同じコースを開講している場合でも学校によって対応が全然違いました。

一つは熱心に授業内容やカリキュラムについて説明してくれ、もう一つは「何か質問はありますか?」と自分から話すことはせず、ただこちらの質問に答えるだけという対応でした。

もちろん、対応が良かった方の学校を選んだのですが、おかげで学校に不満を持つことは一切ありませんでした。

中には学校の施設や設備が古かったり、授業環境が良くない学校もあるそうです。

学校選びを間違えなければ職業訓練はメリットの方が多い

WEBデザイナーを目指すなら職業訓練には通わない方がいいと言う方もいますが、私は学校選びさえ間違えなければむしろメリットの方が多いと思います。

私なんて職業訓練に通うまでIllustratorもPhotoshopもDreamweaverも触ったことがありませんでしたが、通ったからこそたったの2ヶ月半でWEBデザイナーへ転職できました。

「WEBデザインを学ぶ」ことに重点を置くなら独学でも十分だとは思いますが、転職することが目標であるならむしろ職業訓練を使うことを私はおすすめします。

職業訓練には失業保険の受給資格者を対象とした「公共職業訓練」と、受給資格がない方を対象とした「求職者支援訓練」があります。

どちらも授業が無料で受けられるということは同じですが、公共職業訓練の方は交通費も出ます。

ただ、求職者支援訓練でも給付金の対象となる方は給付金を受け取りながら授業を受けることができます。

職業訓練に興味のある人は、一度近くのハローワークに行ってどんな訓練があるのかパンフレットだけでも見てみてはいかがでしょうか。